ローソク足から相場のサインを読む


■ローソク足は期間の始まりの値段より終わりの値段が上がっている白い四角の陽線と逆の陰線が基本となります。上ひげ、下ひげは始値や終値よりもそれぞれ価格があがったり、さがったりした場合に出てきます。



「相場のサイン」が読むことで、今から上がる、下がるという売買タイミングをつかむことができます。

■上昇に転換する可能性がある「相場のサイン」
-大きく下がった後の「長い下ヒゲのローソク足」

株価が大きく下落した後に出る「長い下ヒゲ」のローソク足は、「そろそろ下げ止まったので大丈夫」と判断し、「買いたい!」という投資家が多いときに出てくる形です。



胴体の部分が黒くなっている、始値が最も高い株価だったローソク足です。

すでに大きく株価が下がっているときに、"一度株価が大きく下落したけれど、下に行こうとする力を上回る買いが入ったことで、最後に大きく上昇して終わった"ことをあらわしています。

この株価の動きを見ていた投資家が、「ほとんどの売りたい投資家は売り切ったので、もう売り物は少ないだろう」「ここで買えば、売りが少なく、今後大きく株価が上昇する可能性が高い」と考えて、買いはじめます。

株価が大きく下がって「大きく下がりそうだから早く売ろう」という心理状況の投資家の売りが出尽くした後に、「下がりきったから大丈夫」という心理状況になった投資家が買い始めることで、上昇に転じ始めるのが、この「長い下ヒゲ」のローソク足が出たときの投資家心理の推移です。

このように大きく下落を続け、「そろそろ下落が止まって、上昇に転じても良いのではないか?」と投資家が思っているときに「長い下ヒゲ」のローソク足が出ると、その後に上昇に転じる可能性が高くなります。

特に、急落・急騰した、チャートがV字型になっているときに「長い下ヒゲ」のローソク足が出たときには、注目できます

下ヒゲの長さが長いほど上にいく力が大きく、その後上昇に転じる可能性が高くなります。反対に、下ヒゲが短い場合には、「まだ充分に株価が下がりきっていない」と考えられ、その後に株価が上昇に転じてもすぐに上昇が終わって、再び下落してしまう可能性が高くなります。




■下落に転換する可能性がある「相場のサイン」
- 大きく上がった後の「長い上ヒゲのローソク足」

株価が大きく上昇した後に出る「長い上ヒゲ」のローソク足は、「そろそろ上昇は終わるかもしれない」と判断し、「売らないと!」と焦った投資家が多くなると出てくる形です。


すでに大きく株価が上がっているときに、「もっと上がるだろう」と次々に買いが入ったことで株価が上昇したものの、投資家が、今回の相場では「この程度の上昇が妥当」「そろそろ上がり過ぎだろう」と思う価格まで上昇すると、買いたい投資家よりも売りたい投資家の方が多くなり、株価は下落していきます。

つまり、"次に買う投資家がいない"という状態です。

そして、今度は投資家が慌てて売ったことで、株価が下落していった動きがあらわれているのが「長い上ヒゲ」のチャートです。

このように、株価が大きく上昇したところで「そるそろ今回の上昇は終わるかもしれない・・・」と投資家が思っているときに「長い上ヒゲ」のローソク足が出たら、その後に下落に転じる可能性が高くなります。

特に、上昇スピードが急激で、上昇率が大きい逆V字型となっているときに「長い上ヒゲ」のローソク足が出たら、「株を持っていれば売り」「購入を考えていたなら見送り」という判断をする材料になります。

上ヒゲの長さが長いほど下にいく力が大きく、下落に転じる可能性が高くなります。



■上昇相場での「保ち合い」は買い、下落相場での「保ち合い」は売り

株式相場にはいろいろな格言がありますが、「保ち合い(もちあい)は売り」という言葉がよく言われます。
「保ち合い」とは株価の上昇・下落の後に一定の値幅の中で動いている状況が約1ヶ月半程度続いた状態です。



株価が一定の値幅の中で動くのは、「もっと上昇する」と考えている人と、「そろそろ下落する」と考えている人がほぼ同数いると考えられるときです。
つまり、「保ち合い」とは株価に対して投資家の考え方が真っ二つに割れている状況です。

一般的には「保ち合いは売り」とは言われますが、実は上昇相場と下落相場の時とでは意味が違ってきます。

(1)上昇相場での「保ち合い」は買い

上昇相場で「保ち合い」がおこるのは、「利益を確定しよう」と考える投資家の売りを、「今後もっと上昇する」と考える投資家が買っているからです。

売り手が消極的で、買い手が積極的なため、利益を確定する売りが終わったときには、積極的な買い手が勝つことで、上昇する確率が高くなります。

(2)下落相場での「保ち合い」は売りい

下落相場で「保ち合い」がおこるのは、「今後、株価はもっと下落する」と思っている投資家の売りを、「下落中の株価が再び上昇するのでは?」と思っている投資家が買っているからです。

しかし、いくら買っても株価が上昇しないと、「これは一相場(ひとそうば)終わったのではないか」、「そろそろ保ち合いが崩れて下がるかもしれない」と考えるようになり、売りが増加し始めます。

そして、次第に買いたい人よりも、売りたい人が優勢になって下落が始まります。



「保ち合い」サインを使うときの注意

「上昇相場の保ち合いは買い」、「下落相場の保ち合いは売り」のサインですが、このサインを使うときには一つ注意することがあります。

それは、『ゆるやかな上昇や、ゆるやかな下落の場合にはこの法則は当てはまらない』ということです。

誰もが「上がり過ぎ」、「下がり過ぎ」と思う時に初めて、前述したような投資家心理が生まれます。つまり、「急騰」「急落」のときに"保ち合い"があらわれると、「買い」や「売り」のサインとして使えるのです。

また、上昇相場であっても、下落相場であっても「保ち合いが多く発生した場所」は、次の相場で「上げ止まり」や「下げ止まり」となる株価水準になります。
この、「上げ止まり」や「下げ止まり」となる株価水準を「抵抗ライン」といいますが、「抵抗ライン」については、今後、別の時詳しくお話しします。

POINT

・ 大きく下がった後に「下ヒゲの長いローソク足」が出たときは、上昇に転じる可能性が高い。
・ 大きく上がった後に「上ヒゲの長いローソク足」が出たときは、下落に転じる可能性が高い。
・ 上昇相場での「保ち合い」の時は買い、下落相場での「保ち合い」の時は売り。

"ローソク足"からわかる相場のサインについてお話しました。
株式投資では『知っていれば得すること、知らなければ損をすること』がたくさんありますから、ひとつひとつ、知っていることを増やしていきましょう。

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